はじめに
どうも、園田です。
ここでは、結論「どうすればトレードで勝てるか?」
というシンプルな命題をクリアするために
超シンプルでわかりやすく項目を
- 環境認識
- エントリー方向を決める
- 水平線など「ラインの引き方」
- 移動平均線を表示して判断する
- エントリータイミングの見極め方
- 応用編としてナンピン手法、損切りについて
- 無料配布しているオリジナルツールについて
という形で順番にお話していきます。
これを全部読んで実践に落とし込めたら、
あとは数をやっていけばまず間違いなく資金は増えていきます。
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シンプルなことをシンプルに理解して愚直にトレードすることが勝つためには重要です。
いちいち小難しいことは考えなくてもまずはこれさえ覚えれば戦場で戦えるはずですので頑張って習得していきましょう。
ではいきます。
【ステップその1】環境認識
環境認識する時間足について
まず最初に相場では
「自分がトレードする時間足」で
「今後どっちに向かうのか?」
というのを判断しなければいけません。
多くの人がなんとなく「この後相場がどうなるかな?」くらいしか考えずにチャートを時間足とか関係なく、
なんとなく自分がトレードしたい足を見て
なんとなくチャートがこうだからこうなりそう、
とかその程度の認識でしかエントリー方向を決めません。
それじゃ完全なランダムトレードであり、
相場に対する順張りも逆張りとも言えないものになってしまいます。
だからこそ、まずは
自分がトレードしたい時間軸を決めてください。
「ちょっとあんまりたくさん時間取れないから1分足かな」
「長い時間かけてスイングで慎重に取引したいから4時間足!」
と人それぞれ取引したい時間軸は全然違うはず。
ここでお伝えする環境認識手法は、
その「自分がトレードしたい時間足」から
更に2段階上の時間足を見ていきます。
その2段階上の時間足を見ながら、
おおよそ現在の相場状況はどんな状況で、
自分のトレードする時間足では今後どうなっていくかな?
という判断、つまり「環境認識」を行っていく必要があるわけです。
実際にやっていきましょう。
ここでは、1時間足でトレードすることを例に解説していきます。
1時間足でトレードしたい場合、まずは2段階上の時間足、
日足チャートで環境認識を行っていきます。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/gazou1-1024x528.jpg)
こちらはユーロドルの日足チャートです。
このチャートを見て真っ先に読み取れること、それはなんでしょうか?
正解は
「あきらかな右肩上がり」
になっているということ。
これはつまり、日足レベルでは今後も
「上に向かっていく可能性が高い」
ということが示されていることになります。
「どうして右肩上がりだと今後も上がっていく可能性が高いの?」
と思われたかもしれませんが、相場の基本的な考え方のひとつに
「トレンドは基本的に続いていく」
というものがあります。
正確にはもっと細かい補足などがあるのですが、ここでお話し始めると長くなりすぎてしまうので割愛しますが
とにかくFXのチャートにおいて
「トレンドは続いていくもの」だと思って理解してください。
エントリー方向の決定
では、日足レベルで右肩上がりだということが判断できたら、1時間足のトレードでは
「基本的にロング(買い)を狙ったトレードをする」
という決定を下すべきというのが今回の手法の指針です。
なので、あくまでもこの画像の日足を見た限り、
ユーロドル1時間足では売りというのは選択肢から外します。
では、一体どんな瞬間に「ロング(買い)」エントリーをすべきなのか?
という部分を更に分析していきましょう。
【ステップその2】チャートにラインを引いてみよう
チャートに引く線は2種類ある
環境認識を行って、おおよそのトレードする方向が決まった後は
実際にエントリーするタイミングを見計らうための分析を行う必要があります。
では、エントリーするタイミングを見計らうために一体なにをするのか?
という疑問について回答しましょう。
ずばり、下記の2つがポイントにってきます。
- チャートにサポート、レジスタンスラインの水平線を引く
- トレンドに対してのトレンドライン(斜め線)を引く
ここで出てくる疑問としては
「どの時間軸に線を引けばいいの?」
と思うかもしれませんが、これらの線は環境認識をした時間足、今回の例だと日足に引いていきましょう!
下記画像は、日足チャートに、僕がざっくり線を引いたものです。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/gazou2-1024x523.jpg)
黒い線が水平線、赤い線がトレンドラインです。
「どうやってそんな線を引くの!?」
と初心者の方だと謎だらけだと思うので解説します。
水平線の引き方のコツ
まず、水平線の引き方のコツですが、
・直近で何度か明らかに跳ね返っている(意識されている価格帯)
に線を引くことが重要です。
先程の画像に、僕が引いた水平線で反発したと思われる箇所に赤マルを付けてみました。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/gazou22-1024x523.jpg)
こういった水平線を引くことで「反発する可能性の高い価格帯」をざっくりとですが割り出すことができます。
こういう線が上手く引けない・・・・
という場合は、インジケーターの「Zigzag(ジグザグ)」というものを
チャートにドラッグ&ドロップしてみてください。
ローソク足上での行き来が見た目上少しわかりやすくなります。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/jig-1024x524.jpg)
更に厳密に言えば、こういった価格帯をわかりやすくするためにチャート上で下記画像のように
「ボックス」
として捉えたりします。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/gazou3-1024x525.jpg)
※青くなってる部分が相場の「ボックス」※
ただ、このボックスの活用方法はちょっと難しくなるので割愛。「相場の意識されてる価格帯を知る」ことがどれだけ重要か?知識として知っておく程度で大丈夫です。
トレンドラインを引くコツ
次に、赤いトレンドラインについてですがトレンドラインは文字通りトレンドに対して引く線で
トレンドの終わりや、トレンドが再び始まるポイントを見極めるための線として活用します。
トレンドラインの引き方のコツとしては
「トレンドの初動と押し目、戻りのポイントに対して引く」
ことでかんたんに引くことができます。
僕が引いたパターンだと以下の画像の赤マル部分が、トレンド初動であり、押し目だと判断しています。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/jiggg-1024x524.jpg)
正直、このトレンドラインは人によって引き方が若干違ったりします。
僕が引いてるのは2パターンのトレンドラインです。
パターン1の上昇がゆるやかなラインは、最安値と最高値を更新した波の押し目を結んだラインですが、
パターン2の上昇がきついトレンドラインは、そもそも最高値を更新した部分を初動として、その後、再度高値を更新していった押し目に対しても引いています。
人によってはローソク足のひげは無視しても大丈夫とか、
まぁ結構いろんな引き方があります。
どれが正解とか不正解とかではなく、自分がどの方向でどのくらいの価格帯までトレンドを見ているのか?
内省する材料として使えれば正直なんでも良いです。
【ステップ3】移動平均線を表示して判断材料にしよう
線を引いたら次はチャートに「移動平均線を表示」してみましょう。
移動平均線を表示することで環境認識した時間足に対してのトレンドがわかり、上昇トレンドなら、その移動平均線より上でトレード、下降トレンドならその移動平均線より下でトレードする。
ということを意識しておけばトレンド転換のミスエントリーを防ぐことができるようになります。
例えば・・・
日足に対しての20MAの移動平均線を
トレードする1時間足で表示させる場合
計算式は
20×24(24÷1(トレード足))=480
になりますので1時間足に480期間のSMAを表示させれば、環境認識した日足での20SMAに対しての移動平均線が表示されます。
このへんの「上位の時間足に対応した移動平均線の出し方」についてはググってもらえれば出てくると思います。
他にも操作、設定関係で疑問に思うところ、わからないところ必ず出てくると思いますが、
そういうときこそ「全部教えてもらおう」とか思わず、能動的にご自身の検索力向上も含めて一度調べて見てください。
では、実際に480MAで設定した1時間足のチャートがこちらです。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/1jikan-1024x519.jpg)
緑っぽいくねった線が移動平均線です。
今、明らかに移動平均線より下にいるので、
先程日足で環境認識した「ロング買い」トレードは
今はやるべきではないことがわかります。
移動平均線より下というのは、今売りが相場を先行している、という証拠だからです。
ここで待てずに、1時間足レベルでは先程の画像のように下降トレンドが明らかに進んでいるにも関わらず
ロングエントリーしてしまう、というのは絶対にやめてください。
待つのもトレードですし、タイミングが命です。
常にポジションを持ってないと気がすまない。
チャートを見ると、いつもエントリーチャンスに見えて仕方がない
というような方は「一種の病気」ですので一旦FXから離れて精神的に安定してからまた戻ってきましょう。
話が少し逸れましたが、この「エントリータイミングまで待つ」というのは非常にFXで重要になってきます。
多くの「勝てない」と悩んでいるトレーダーはここがまずできていないか、もしくはそもそも「試行回数が少ない」のに勝てないと決めつけているかのどちらかです。
本当にもったいないのでやめましょう。
じゃあ具体的にどんなときに「エントリーすべき」なのか知りたいあなたにお伝えするのが次のステップです。
【ステップ4】エントリータイミングの見極め方
エントリーすべきではない部分はわかった。
じゃあどういうところが絶好のエントリータイミングなの?
とここまで読んだあなたは感じていることでしょう。
明確なエントリーシグナルとしては環境認識でロングと判断したのなら、
その状況に合ったシグナルとしては下記画像を御覧ください。
![](https://m-libertystyle.com/wp-content/uploads/2021/03/tore-1024x525.jpg)
環境認識で「ロング(買い)」という判断をするなら移動平均線より上で、なおかつ環境認識で引いたラインより上の「陽線」がエントリーシグナルになります。
シンプルですよね?
環境認識×移動平均線×順張り
という超王道トレード手法です。
これらのルールを守っていれば非常に高い勝率で大きな値幅を取ることが可能です。
利確については紹介しているLib-Creでトレーリング機能を使えば、しっかりと利益を確保してくれながらも大きく利益を伸ばしていってくれます。
動画
【応用ステップ】ナンピン手法、損切りについて
初心者にとって、最も厄介な壁がこの
・ナンピン
・損切り
という資金管理の部分です。
そもそも、ある程度逆行したところで
ナンピンを打つつもりなら
1ポジション目のロット数をどのくらいにすべきなのか?
あらかじめ決めておく必要があります。
そしてそもそもナンピンをせず損切り(ロスカット)すると決めていたり、ナンピン処理したあとも、戻ってこなかったら損切りするというのは
裁量トレードを行って相場で生き残っていく上で
間違いなく必須の考え方です。
損切りとナンピンについて順番にまずはお話していきます。
では「ナンピンするための資金管理」はどうすればいいのか?
ナンピンしたいときの資金管理
そもそも、ここを考える上で必要なのは損失とロットの関係性を理解しておかないと話になりません。
下記にある程度かんたんな計算方法を記載しておきます。
厳密には、スプレッドなども加味しなければいけないので完璧にこの通りではないのですが「目安」としての計算方法になりますので参考にはなると思います。
FXではエントリーする際、エントリーする際に「ロット数」を決めてから
売り、買いとポジションを保有し始めます。
基本的にロット数とPIPSの関係値は下記の通り
0.01ロット:1pips=10円
つまり、0.01ロットでロングエントリーしていた場合、
1PIPS下に行けばマイナス10円となります。
PIPSの数え方ですが、わかりやすいドル円で表示すると
1円100PIPSになります。
つまり、0.1円動いたら10PIPS。0.01円動いたら1PIPSです。
この計算方法はロット数が大きくなっても同じで
例えば1ロットでエントリーしていたとするなら
(0.01×100=1)ロット:1pips=(10×100=1000)円
なので1ロットでエントリーしていた場合、
1PIPS動くと1000円増減する、ということになります。
理解できましたか?
一度上記の計算式を元にして
実際のエントリーパターンを考えてみましょう。
【例題1】
Aさんの資金は5万円。
ドル円を売りで考えている。
最低でも1000円になったら損切りしておきたいが、
逆行したら、ナンピンも考えている。
「よし、エントリーだ!」
とAさんは0.01ロットで売りボタンをポチッと押しました。
エントリーした価格は109.150円
ドル円は1PIPSが0.01円だと先程ご説明しましたね。
そして0.01ロットでエントリーしていたら1PIPS10円になります。
そう考えたとき仮にAさんがこの1ポジションだけしか保有しないとすると
この場合1000円の損切り位置はどこになるでしょうか?
お考えください。
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計算できましたか?
正解は「110.150円」で損切りになります。
確認ですが、0.01ロットでエントリーすると、
1PIPS動くごとに10円という計算式をお伝えしました。
(スプレッド考慮してません)
そうなると、この場合1000円で損切りしたいので、
1PIPS=10円だとすると
100PIPS動くと10円×100PIPS。
なのでエントリーしたポジションから100PIPSプラスした110.150円で
損失額が1000円となります。
ただ、相場は波を描きながら動くものです。
(もちろんまれにどーんと一方向に動きますけど)
ただ100PIPS動くのを待つのもいいですけど、
チャート分析ができるようになるとたとえ逆行したとしても
先程ご説明した「水平線」を引いていると
「この価格帯で一度反発しそうだな」
という形でチャートの値動きの予測を立てられるようになってきます。
【例題2】
ではその水平線上で「ナンピン」することにして考えてみましょう。
エントリーした価格は先程同様109.150円で
エントリーロットは0.01。
30PIPS逆行した109.450円に水平線があるので
そこで倍のロット0.02を売りエントリーすることにしました。
こうやってナンピンする場合、具体的に価格帯はいくらになったら1000円の損失額になって損切りしなければいけないでしょうか??
おお考えください。
・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
計算できましたか?
正解は約53.3PIPS逆行した
「約109.683円」で損切りになります。
まず、ナンピンする場合の価格帯「109.450」まで
逆行してしまった時点の含み損額を計算してみましょう。
エントリーロット0.01
109.450 - 109.150 =30
なので30PIPS × 10円 = 300円
つまり、ナンピンが入る価格帯の時点で300円の含み損を抱えることになります。
そこから更に0.02ロットで追加エントリーするので
1PIPSあたり20円の計算で
0.01ロットに更に上乗せして1000円の損失額になる価格帯を計算する必要があります。
上記を踏まえて0.01ロットとナンピンした0.02ロットを考慮して
109.683 - 109.150 =53.3PIPS
なので、53.3PIPS逆行したことを計算してみてください。
まず、最初のエントリーした0.01ロットは109.683円だと、いくらの損失になるか計算してみましょう。
1PIPS=10円だとすると
53.3PIPS動くと10円×53.3PIPS
つまり、533円のマイナスですね。
対してナンピンしたエントリーロット0.02は109.450円の価格帯で持ち始めたポジションですので
109.450 - 109.683 = 23.3PIPS
0.02ロットは1PIPS動くごとに20円マイナスなので
20円 × 23.3PIPS = 466円
先程の最初のポジションであるロット0.01は109.683円時点で533円のマイナス。
そして109.450円時点でナンピンしたロット0.02のポジションは109.683円時点で466円のマイナスになります。
533円 ― 466円 =999円
という計算になります。
たしかに面倒な計算だと思いますが電卓でも使えばサクッと割り出せると思うので
しっかりと自分がどのくらいのロットで取引していて、どのくらいの価格帯にいったらどのくらい損失を被るのか?
というのはしっかり認識しておく必要があります。
ぜひ何度も何度も繰り返し頭に叩き込みながら、もはや計算するのは無意識レベルというくらいまで落とし込んでみてください。
確実にトレード結果に反映してくる思いますよ。
【無料配布】サインツールや便利ツールを使って上達を目指す
更に上達を目指すために、やはりある程度の簡易化とツールを使っての時短を行ったほうが良いです。
そのために無料で配布しているツールがあるのでぜひこちらも活用してみてください。
※注意事項※
本マニュアルでは基本的にMT4ソフトを使ってご説明しています。また利益を確約するようなものではなくあくまでもトレード判断の基準について解説しているマニュアルですのでその点はご理解ください。